1年で一番日照時間の長い日です。
夏枯草(カゴソウ、シソ科)(ウツボグサとも言います)がちょうど名前のように枯れる頃というので、薬草園の夏枯草を見に行きましたが、移植してきて間もないため、まだ咲いていませんでした。時差ボケですね^^
敷地を散歩していたところ、ネジバナが咲いていました。身近なところで見られるラン科植物です。
らせん状に花を付け、とてもかわいらしいです。小さいながら、花の匂いは結構しました。
右巻き、左巻きがあるとのことで、再度見に行きましたが、両方ありました。
千葉大学西千葉キャンパスのネジバナを研究した論文(1)によると、子房下部の組織のうち、厚膜組織の厚いところが右巻き、左巻きの個体で逆になっており、それがらせんの向きに関係しているのではないかと推察しています。
この時期ネジバナを見かけたら、よく観察してみてくださいね。
(1)本田陽子、ネジバナSpiranthes sinensis A.花穂の拗捩について、千葉大学教育学部研究紀要. 第2部 25, 17-20, 1976