お寿司と伝統医学

2015年6月29日月曜日

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何だか急にお寿司が食べたくなったので、
お寿司に伝統医学の解釈を付けてみましょう~

陰陽五行説という考え方がありますが、ご存知でしょうか?

陰陽説:日向と日陰、男性と女性、春夏と秋冬があるように、自然界の万物は陽と陰に分かれています。食べ物も体を温める陽性食品と体を冷やす陰性食品があります。

五行説:自然界の運行が5つの相互関係によって動いているという考え方。

が燃えると、を生み、燃え終わると灰()が残ります。土からは属が採れ、金属が冷えるとが玉のように転げ落ち、水は木を養う…という相生
また、木は土から養分を奪い、火は金属を溶かす…という相克

木火土金水のように、この考え方を人間の臓腑や味、季節など様々なものに当てはめることで、本当に良くできた理論となっているんです。
例えば、イライラとしたとき、食欲不振など胃腸がおかしくなることありませんか?これは、木克土(木(肝)が土(脾)を克した状態)と説明できます。
さて本題。味を考えてみると、

酸味:酢飯の酢
苦味:緑茶
甘味:ご飯の甘みやたまごの味付
辛味:ガリ(しょうが)、わさび
鹹味(塩辛い):醤油、海産物も大体鹹に当てはまります。

いい具合にバランスが取れましたね。

しかも、色を考えてみても、バランスがいいですね!

青:なんでしょう?青魚?
赤:赤身の魚
黄:たまご
白:ごはん、白身魚
黒:海苔や醤油

寒熱の観点からも、温熱性(お酢やガリ、わさびなど)のものと寒涼性(海産物の一部や緑茶など)のバランスが取れてますね。ご飯は平性です。

日本だけではなく世界中で人気のお寿司。
色、味、効果、どれをとってもバランスが取れていて、健康にいいことを是非伝えてくださいね。(S)

富山について早速食べたお寿司。右端にホタルイカと白エビがいます^^




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