開けゴマ

2015年6月4日木曜日

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診療所の待合室の前でゴマを育てています。

初めて花を見たんですが、淡いピンク色が何とも素敵ですね。

西域(=胡)から中国にもたらされたので、胡麻(日本での呼称)。
きゅうり(胡瓜)も胡桃(くるみ)も同じ胡が付いていますね。

含油率が高いため(約50%)、炒って砕き、蒸して圧縮するとごま油が得られます。

オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸などのほかに、セサミンなどのリグナン類が含まれています。その抗酸化作用のお陰で油が変質しにくく、私たちの健康にも役に立っているという訳です。
黒ゴマは漢方にも使われるんですよ(^^)
じくじくとした皮膚疾患に用いる消風散(しょうふうさん)に配合されています。

また、黒いものは「腎」を養う働きがあります。
漢方でいう「腎」は、成長や生殖を司り、骨や歯の形成・維持、体内の水分を代謝、思考力を保つ働きのことを指します。

腎の働きが低下すると、骨の異常、腰痛、耳鳴り、生殖能力低下、排尿・排便異常、白髪、脱毛、思考力低下などを生じます。

思い当たる症状ありませんか?

つい、彩りとして考えてしまいがちですが、お浸しにかけたり、ご飯にふりかけたり、食事に取り入れてみてくださいね。

油が多い食材なので、腸燥便秘といって潤いが足りない便秘の方にも適しています。

パッと開いて土に落ちてしまわないように、収穫頑張ります。

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東洋医学に基づいた丁寧な診察を行い、本格的な漢方治療・鍼灸治療をご提供しております。 どなたでも受診できますので、お気軽にご相談ください。

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