てんこ小豆は、あずきではなく、黒いささげ。
お赤飯にも、あずきではなく、赤いささげを用いることが多いと聞きます。
では、薬膳の視点からはどのような作用があるのでしょう?
ささげ
性味:平・甘(平:温めも冷ましもしない中間的な性質)
帰経:脾・腎
効能効果:健脾和胃、補腎止帯
適応:消化不良、腹脹、げっぷ、白帯、遺精
(中医食療方(東洋学術出版社)より)
胃腸の機能を助けたり、生殖機能の異常を整えたりする働きがあります。
豆ごはんに用いるえんどう豆も脾・胃に働きます。
胃腸機能が落ちた時は、ささげやえんどう豆などの豆ごはんはいかがでしょうか?新鮮味が増し、食欲もわくかもしれませんね。
ちなみに、もち米は白米よりも温める作用があるので、暑気あたり気味だった昨日は、もち米の割合を少なくして作りました。
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参考
あずきで作っても、浮腫によいので、健康的ですね。
小豆
性味:平・甘酸
帰経:心・小腸
効能効果:利水除湿、消腫解毒
適応:腹水、浮腫、母乳の分泌不足