キキョウ その1

2015年7月3日金曜日

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キキョウ(キキョウ科)Platycodon grandiflorum A.DC.
キキョウは昔から鑑賞用として親しまれてきましたが、野生種は年々減少しており、絶滅危惧種に指定されています。

山上憶良が万葉集であさがおと詠んだ花は、今でいう朝顔ではなく、キキョウのことのようです。秋の七草の一つです。

キキョウの根には鎮咳・去痰作用や排膿作用があるため、桔梗湯、参蘇飲などに配合され、咳や咽喉痛、扁桃炎などに用いられます。
根が高価なオタネニンジンに似ていることから、混ぜてカサ増しする悪人もいました。

そのために、ヨウ素デンプン反応という方法を利用して両者を区別します。キキョウにはデンプンではなくイヌリンが多く含まれているのに対し、オタネニンジンにはデンプンが含まれているため、青~黒色に着色します。

この反応は小学校の理科の実験でやるようですね。すっかり遠い昔で忘れてました^^





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