漢方薬の効能効果

2015年7月25日土曜日

t f B! P L
毎日暑いですね。

皆さんは自分にしかわからないような、他人に説明しがたい症状ってお持ちではないですか?

漢方は病名に対してお薬を出すわけではなく、症状を見て、さらに体全体の心身の状態を見てお薬を決めるので、対応できる場合が多くあります。

目や足の症状でも、患部以外に脈を診たり、舌の苔を診たり、お腹を診たりします(脈診、舌診、腹診)。
体全体の状態を見極めるのに大事な情報が含まれています。

ですので、漢方薬の効能効果に載っていない症状でも、全身を調整することで、治癒に向かうことがありますし、反対に特定の症状を治す目的で来たのに、他の症状もよくなる、ということもあります。

漢方薬の効能効果として知られているものは、氷山の一角、と言ったら言いすぎでしょうか^^ 可能性を一杯含んでいます。

なかなか漢方医学的な診断には慣れないかと思いますが、

木を見て森を見ず
ではなく
木も森も見て治療している

ということをわかっていただけると嬉しいです。(S)

木を見て森を見ず…物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失うこと。

伊吹山にて(2013)

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東洋医学に基づいた丁寧な診察を行い、本格的な漢方治療・鍼灸治療をご提供しております。 どなたでも受診できますので、お気軽にご相談ください。

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