初めて自分のお財布を持ったのは小学3-4年生頃だったと思います。赤い小さな「がま口」で鈴とトンボ玉が付いていました。それを持って「歯医者さん」に通うためでした(悲)。
今ほど、予防歯科の観念が浸透していません。学校から渡された「虫歯マーク」付きの紙を持って歯医者さんに行き、ひと夏かけて治療しました(痛かった、怖かった)。ですから、お財布デビューは少し切ない思い出と一緒です。
社会人になって一念発起! 一通り治療を済ませましたが、歯医者さんから言われたのは「親しらず」が一本も生えていない。「気を付けてね」
食養生では、「腹八分を心掛け、よく噛んで」とあります。そのためにも、「歯」は大切。なのに、疲れや課題が溜まった時ほど狙った様に歯肉が鈍く疼いて少し腫れるのです。
この時、強い味方が「排膿散及湯」。
患部を浸すイメージで溶解液を口に含み、ゆっくり飲み下します。抗生物質や鎮痛剤を服用しなくても2-3日で消炎するので助かっています。
とはいえ、歯医者さんには行かなくてはいけません。しかし、ハンカチを握り必死に耐えた記憶が蘇るのです。腎は骨を養うので補腎の食材は、「歯」にも有効なのでしょうか? どなたか存知ませんか? (Y)