浮き草も薬草だったとは

2015年8月3日月曜日

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前回、浮き草が生薬になると知って、非常に驚いたので、調べてみました。

ウキクサ科のウキクサやコウキクサ(前回の写真)の全草を浮萍(ふひょう、ふへい)と称し、生薬として用いるそうです。

成分は、酢酸カリウム、塩化カリウム、ヨウ素、臭素など。
漢方では解表、透疹、利水消腫、止痒の効能あり。

味:辛、性:寒なので、発汗によって体表の熱を冷まし、出きっていない発疹を出させて病がこじれるのを防ぎ、麻疹や風疹、じんましんなどに応用されます。その他、利尿目的や痒みに用います。

「発汗は麻黄(という生薬)に勝り、行水は通草より捷い(読み:はしこい、はやく動くさま)」
とも!
カリウムが多いので、利尿作用に優れているという記述もうなづけます。

浮萍湯(万病回春)というお薬もありました。
 浮萍、当帰、川芎、荊芥、麻黄、芍薬、甘草、葱白、豆鼓
 用途:瘙痒性(かゆみがある)の皮膚病

本当にごめんなさい、ただの浮き草かと思ってました~!!

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