残暑お見舞い申し上げます

2015年8月24日月曜日

t f B! P L
 立秋(8/7頃)を過ぎて8月も下旬になろうとしています。

 まだまだ、暑さは厳しいのですが、少しずつ日の入りが早くなって夜が長くなり、明け方の風は冷たさを含み始めています。暑さの名残で、体を冷やし過ぎないように御注意ください。

 澄んだ高い蒼天は大陸からの高気圧に覆われ始めた合図です。湿度も低くなり空気が乾燥し始めます。心地よく秋を迎える準備を、そろそろ始めましょう。

①皮膚や咽頭などの乾燥を予防しましょう。
 湿度が低く大気の乾燥が強くなると咽頭や鼻腔粘膜の働きが弱くなります。その為に埃や菌などの侵入が容易になり風邪を引き易くなります。
 また皮膚のバリヤー機能も低下し易く、肌荒れやアトピー症状に悩む方が始める頃でもあります。漢方では肺と皮膚は互いに関連を持つと考えます。
 基本はうがいや手洗いですが、漢方では「白い食材」は肺を潤し、働きを良くするとされています。(例えば、白きくらげ・大根・はちみつ・栗や胡桃などの木の実など)
 りんごや梨も潤いを与える食材です。
 入浴後、手洗い後の保湿、皮膚の被膜保護。ゴシゴシ洗いすぎない、石鹸を使いすぎない、お湯を多用しすぎない等のスキンケアも必要です。

②夏に消耗した気力・体力を補いましょう。
 以前、過度の発汗は気を損失するとお話ししました。「気」は生命活動の原動力であり体温調整や体を守る働きも担っています。
 滋養のある山芋や棗(なつめ)、南瓜や芋類などの自然な甘味、豚や鳥などの肉類を摂りましょう。辛い物や刺激の強い物は体を乾燥させるので控えめに。

③夜更かしに注意。
 人は睡眠中に成長ホルモンを分泌し体の細胞を作りかえると言われています。暑さが軽減して、ぐっすりと眠り易くなる頃です。良質の睡眠を心掛けましょう。(Y)


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