「腎」の話題が続きます。
「歯は大切に」-歯も腎が養っているのでしょうか?
に対するReplyです。
東洋医学では「腎」は
~~~
成長・発育・生殖
骨、歯牙の形成と維持
水分代謝の調整
呼吸能の維持
思考力、判断力、集中力の保持
~~~
を担っています(症例から学ぶ和漢診療学、寺澤)。
歯も入っていますね。
歯は骨の余り、髪は血(いわば栄養分)の余り=血余、爪は筋の余りとされ、「三余」というのだそうです。
ですので、加齢などで腎の働きが衰えると、歯がもろくなったり、脱落しやすくなります。また、夜間尿、目の疲れ、耳鳴り、腰痛などが現れたりもします。
このような腎の衰えをサポートする漢方薬は様々ありますので、是非ご相談くださいね。
以前、大きなショックを受けたときに、歯が全部抜け落ちる夢を見たことがあります(泣)ショックや恐怖は生命の危機、腎の働きにはよくないのです。今考えると、夢で疑似体験してたのかな~と思います。(S)
追伸:
薬膳に大変お詳しい先生から教えていただきました。ありがとうございます!
~~~
海の物、黒い物は補腎作用があり、歯骨に良いと思われます。
手軽な食材としては黒キクラゲ。水で戻し炒め物やスープにすると美味です。キノコ中最もカルシウムが豊富です。
マイワシのオイルサーディンなどいかがでしょう。
ナスの蔕の黒焼は有名です。チューブに入った歯磨きも市販されてはいますが、ここは是非手作りしてみましょう。作り方は東城百合子著 「家庭でできる自然療法」に詳しく載っています。