御存知、因幡の白ウサギ

2015年9月1日火曜日

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 先日の健康セミナーには大勢の方が参加して下さいました、ありがとうございました。セミナー終了後の薬草園見学は如何でしたか?

 今は池の蒲の穂が出ています!

 実は、フィールドセンターには「ウサギ」が居るのです。ピーターラビットのような薄茶色です。滅多に出会えないので見かけた時は嬉しくなります。

 蒲の穂と「ウサギ」と言えば、御存知、因幡の白ウサギ。

 蒲の穂には「止血」の効能が本当にあるのです。穂のふわふわ感が、布団代わりに寝転ぶには好都合と思っていましたが、薬効面でも理にかなっていたのです。

 では、その効能を「ウサギ」に教えた「大国主命:おおくにぬし国ゆずりのみこと」とは、どの様な神様なのでしょう。

 「天照大神:あまてらすおおみかみ」に国土を献上した「国譲り」のお話しが有名ですが、医療やまじないの法を定めた神様でもあるのです。
 漢方の起源である中国医学は7世紀初めの遣隋使派遣に伴う仏教の伝来と同時期に日本に伝わったとされています。しかし、それ以前に植物等の持つ力を治療に活用する知識を持った専任者が存在したのかもしれません。

 古代日本と中国・韓国は、私たちが考えるよりも近しかったかもしれませんし、「ウサギ
」が数を数えながら「ワニ:鮫を指す」の背を渡る話しもアジアに似たような話しが多くあるそうなので文化交流圏はもっと広範なのかもしれません。

 神話時代の昔話が薬学的に裏打ちされた治療の逸話かもしれません、薬草園散策は意外な
発見の宝箱?!(Y)

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