昔の薬のジェネリック

2015年10月5日月曜日

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 ケロリンというお薬があります。銭湯の黄色い桶に、赤い字でケロリンと書いてあるのを見たことがありませんか?映画「テルマエロマエ」でも登場していたような?

 内外薬品から出ているケロリンですが、頭痛や歯痛、生理痛などに用いるお薬です。
 アセチルサリチル酸、ケイヒ末、無水カフェインが含まれます。ケイヒのところに「胃にやさしく、鎮痛効果を高める和漢生薬のケイヒ末を配合しています」とあるので、アセチルサリチル酸の胃への副作用を和らげ、痛みに対する効果の向上が期待できますね。

 大正14年(1925年)に誕生。当時は真似をするメーカーが続出しました。

 ケロリン、ケロトン、ケロール、ケロチン、ヒロリン、ナオリン…
 青チロゲロリン?!(何か吐きそう…)

 パッケージは、現在であれば、爽快な顔をした俳優さんが印刷されていそうですが、当時のパッケージには、頭や歯を押さえて怪訝そうな顔をしたご婦人ご紳士が印刷されています。何のための薬なのかが一目瞭然ですね。

金沢市老舗記念館にて発見

 ちなみに、昭和38年に「ケロリン風呂桶」が八重洲口の東京温泉に登場したそうです。(S)
 http://www.tpa-kitatama.jp/museum/museum_24.html

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